background image
background image

目に入る“風景”と耳から入る“音”との融合で、新たな“View/ 景色”を体験できるワークアウト「VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O」。

ソロ名義以外でも THA BLUE HERB のトラックメーカーとして活躍する O.N.O が、NIKE+ のために全曲書き下ろし。“体験させる音楽”というコンセプトの

もと、様々な景色を楽しんでもらう、という斬新な切り口で、約 20 分ずつの 2 種類のミックスを収録。

ウォーキング~ランニングなど、聴き方は自由。新たな次元へと誘う独特の世界観をカラダで感じながら、Nike+ ライフを楽しんでいただきたい。

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

background image

INTERVIEW

ソロ名義で、さらには THA  BLUE  HERB として多くの制作やギグをこなす O.N.O。今回の意気込み、

そして思い描かれた“音の映像”について深く探るべく、真冬の某日、札幌の中心街近郊にある氏のプ

ライベート・スタジオにてインタビューを行った。

しんしんと降り積もる雪が気温の上昇を食い止める。そんな身に染み入る極寒の地と、O.N.O 氏のクー

ルな一面とがリンクする。しかし、スタジオの中に入ると、これまでの作品から想像する硬派なイメー

ジとは裏腹に、北国らしい静寂さの中の温もり、とも言うべきノスタルジックな空気がスタジオ全体を

包み込んでいた。ここで多くのカッティングエッジなサウンドが生み出されているのだと考えると、な

んだか不思議で堪らない。数日前に全ての楽曲を完成させたばかりの O.N.O 氏から制作にまつわるエピ

ソードなどを語っていただいた。

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

background image

Nike+ ワークアウトのオファーを受けたときの率直なご感想は?

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

「“体感させる音楽”というのが頭に浮かんだかな。なんていうのかな、体に訴える音響の作用というのかな・・・。

俺、運動はあまりしないんだけど、クラブではガンガン踊るんだよ(笑)。踊るというのは、運動神経とはまた

違う感覚で細胞を目覚めさせる、というのかな。カラダの細胞へ音が訴える感覚だね。火を囲んで踊っていた

ころの原始的な感覚が甦るんだよね。いつもライブは 1 時間くらい演奏をするんだけど、その 1 時間は全く音

が途切れないようにしている。色々なビートの重なりで最後まで持っていくという点では、今回のコンセプト

と近いのかなと思ったんだよね。だからライヴ感覚のものを作ろうと思ったよ。」

ライヴでやっていることと、今回の Nike+ ワークアウトがなんとなく近いものがあったと?

「そうだね。シンクロする部分があると思うよ。」

O.N.O さん自身が「ランニングしながら聞きたい曲」というキーワードで連想することは何でしょうか?

「まあ、トレーニングっていつも同じ景色を見ながら運動している場合が多いよね。今回は音を聴いて、“風景

や景色を連想できるような曲作り”というのを意識してみた。それに加えて、さっきも言ったけど、“細胞に語

りかけるようなリズム”というような要素もプラスして全体を構築していったんだよね。だから、シンセにし

ても、自分が頭に思い浮かんだ景色にあった音色というのを選んで、それからメロディーを作っていったよ。」

特にランニング・マシンで走っているときは目に入る景色は同じだったりするので、そんなときにうっ
てつけっていうことですね。

「そうそう。あと、実際に外で走っているときに目に入る景色に、今回の音から想像できる映像がミックスして

くれれば、常に新鮮な感覚でいられると思うんだよね。これまで、そんなことを考えながら作ったことがなかっ

たから、作っていて面白かった。」

電車に乗りながら音楽聴いていると、たまに音楽に酔って時間を忘れたりするのと近い感覚ですかね?

「あはは、そうだね。目の前のモノがなにも見えてなかったり、とかね。」

そして、O.N.O 氏のバックボーンにも焦点を当てながら、更に一歩踏み込んで詳細を訊ねてみた。

background image

O.N.O さんは生粋のクラバーで朝まで踊る方とお聞きしておりますが…、現在カラダを動かしなが
ら音楽を聴く機会はありますか?そういった経験が今回の制作に役立ったと思うのですが。

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

「うーん、あるとしたら、旅かな。自分、旅がすごい好きで、それこそ ipod に音をいっぱい詰めて旅にでかけ

たりしているよ…。バックパッカーってやつだね。知らない町を歩きまくるよ。」

いままでどちらに行かれました?

「アジアとかはたくさん行ったね。山とかは行かないけど、町中のちょっとした路地とかを思うままに歩いたり。

とくにカオスな町が好きだね。ありとあらゆる曲がり角を曲がりまくって、色々な景色を楽しんだよ。観てき

た景色は豊富だから、まあ、そんな体験が多少役立ったかな。」

このコンセプトを一言で表すと?

「そっすね、どうしても長くなっちゃうな…。タイトルがビュー・トラックスなので、“景色を足す”、かな。」

制作面で苦労した点は?

「全てが苦労したけど(笑)。しいて言えば、全曲書き下ろし(新曲)っていうところかな。」

制作に費やした時間はかなりのもの?

「かかったねー!今回の話をもらってから、常にいろいろ考えながら、細かく(作業を)やっていたよ。“全部

新曲にする”、なんて言わなければ良かった(笑)。」

これまでの制作と大きく違う点は?

「テンポに緩急つけたところ。あと、最近は楽器の姿が見えるような音作りはしていないのだけど、今回はあえ

て楽器の姿が見えているとうか…。まあ、

「色」をはっきりさせるためにね。それと、THA BLUE HERB(O.N.O

の母体ユニット)だったらリリックに沿った音になって、ソロになったらもっとリズム色が強くて BPM が早

くなっているんだけど、今回は音色で映像をイメージさせる内容になってるかな。」

音楽は、テンションを上げたり、心を癒すリラクゼーションなどの様々な作用がありますが、その中
で特に重要とされる要素として BPM が挙げられます。この部分で何か拘りはありますか?

「はじめはゆったりかな。で、徐々に BPM を上げて、ビートを細かく刻んでみた。最後は徐々に落ち着いていくっ

ていう感じ。まあ拘りかわからないけど、途中で BPM を変えず、ビートを細かく打ち込むところには重点を

置いたよ。」

background image

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

今回の“View Tracks”パート1と 2 の違いを簡単にご説明ください。

「パート1は徐々にテンションを上げるまでのウォーミングアップ、パート 2 は肉体を刺激する、という感

じかな。」

もしよろしければ、スタジオでの作業の流れを軽く教えていただけますか?

「俺はビートからだね。ほとんどドラム・パートを作ってからベースだね。色々なリズムマシンを重ねてい

るよ。」

独特のビートの奥深さが健在ですね。

「ビートは裏打ち部分から作ることが多いかな。最初にグルーヴ部分から作ってるよ。」

音を聴かせていただきましたが、実験的な手法で、尚且つ O.N.O さんらしいワイルドさも出ていると
思いました。今回、みなさんにどのように聞いて欲しいですか?

「渡った人の自由なんだけど、やっぱり運動しながら聴いて欲しいね。ちょっとした散歩でもいいから。」

今回をきっかけに新たなファンが増えると思います。
聴いていただいたみなさんへ何かメッセージをお願いします。

「体感させるためのマシン・ミュージックというのを日々制作しているので、機会があれば自分のライヴに

来て聴いて欲しいかな。あと、2008 年秋ごろにアルバムを出す予定なので、こちらも機会があればよろ

しくです。」

彼のファンならば、スタジオ・ワークにも興味を抱くはず。少しだけ、テクニカルな面を訊いてみた。

インタビューでは語られていないが、内面的な部分も含め、氏の集大成的な作品になったそうだ。

アンダーグラウンドでもなく、オーバーグラウンドでもない、ジャンルをも逸脱した、温かみの

あるワークアウト・ミュージックが完成したといえよう。作品を聴いて様々な“映像”を想像し

ながら、この Nike+ ワークアウトを楽しんでいただきたい。

background image

O.N.O

O.N.O 名義で、さらには THA BLUE HERB としてリリース

を重ね続けているトラックメーカー。道無き道を切り開くが

如く突進する猛獣のようなドラム達を世に放ち、他の追随を

全く寄せ付けない完全オリジナルなビート職人。ハードマシ

ンを中軸に置くポリシーを貫きながら、独自の世界を表現す

る“自由”を手に入れたマシン・ライヴを武器に、ありとあ

らゆる音楽と現場から彼の嗅覚によって選び取られたイン

スピレーションは、その感性とマシンを経て”O.N.O ビー

ツ”へと昇華され、リアルタイムで刻々と変化し続けてい

く。ミニマリズム、ポリリズムの進化から生み出されたその

強力なグルーヴはオーディエンスの DNA に強く訴えかける。

2008 年秋には待望の 2nd ソロ・アルバムのリリースを予定。

http://onomono.jp/

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

background image

TRACK LIST

01. PLUS VIEW TRACKS 1
02. PLUS VIEW TRACKS 2
03. Think Far
04. View Tech
05. Hazed Over
06. Drum Dogma
07. Soft Factor

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O

VIEW TRACKS: Nike+ Original Run / O.N.O